② 作品のこと 詳しく知りたい!(会場内向け)

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【龍雲図】

       

これまで実在する動物を描くことが多かったので、空想の神獣を描いてみたいと思って龍の姿を描きました。水や大気など、目には見えない流れ、「気」が形として現れたのが龍です。これまで培ってきた光彫りの技術を使って躊躇することなく思い切って描いた作品になります。若々しくて気迫に満ちた龍の姿を断熱材を彫って表現しました。


【影向の松】

能舞台の鏡板に描かれる「影向の松」をモチーフにしています。春日大社の大明神が翁の姿になって舞い降り、この松の上で舞を舞われたという伝説があります。狂言師の大藏彌太郎さんとのコラボレーションイベントの一環として制作しました。松の葉は半田ごての熱で溶かして一本一本描いています。松の幹はシンナーで溶かしたりしながら荒々しい樹皮の質感を表現しています。



【たまゆらの 春のしじまの 夜散歩】

私は神奈川県湯河原町の山中に佇む元幼稚園のお遊戯室をアトリエにして作品を制作しています。その元幼稚園の小さな園庭に生える大島桜を描いた作品です。桜の枝の上を飼い猫が歩いていて、暗闇の向こう側へ私たちを誘っています。空には雲に霞む朧月を描いています。



【いつも君と】

2025年の9月にネモフィラの丘で有名な茨城県のひたち海浜公園でコキアのライトアップイベントが開催され、そのイベントで展示するために制作した作品です。紅葉する前の緑色のコキアをモチーフにコキアの妖精たちを描きました。コキアの赤ちゃんが卵から生まれ、たくさんの仲間たちがそれを祝福している様子を表現しました。



【In the beginning】シリーズ

数年前に始めた新シリーズです。断熱材と半透明のアクリル板を使って空や海、宇宙の広大な空間を表現しています。光の屈折や透過、色の混ざり合いが額縁の中で複雑に組み合わさって、飛行機の窓から空を眺めたかのような奥行きのある風景を表現しています。

 

【春霞】シリーズ

普段は白色のLED照明を使っていますが、今回は色のついたLEDを使用して春の風景を表現しました。ぼんやりと色とりどりに霞む空に春の気配を漂わせています。



【I’m frying】

横浜の「大桟橋」という客船ターミナルの風景を描いた作品です。デッキの向こう側には豪華客船の飛鳥Ⅱが停泊し、煙突から煙が出ているのでまもなく大海原へ出航しようとしています。画面左側には日傘をもった女性が風を受けて飛び立とうとしています。横浜は港町。赤い靴の少女かもしれません。



【blue night】

海の中を描いた作品です。サンゴが生い茂る南国の海。画面中央にはタツノオトシゴが泳いでいます。断熱材から放たれる美しい青色の光が海の透明感と生命の豊かさを上手く表現してくれています。

 


【天の羽衣】

白い羽衣を纏った天女が夜空か舞い降りる風景を描いた作品です。数年前に日本テレビの情報番組「ヒルナンデス!」の番組から依頼され、藤田ニコルさんをモデルにして描いた作品です。テレビスタジオでご本人にもお見せしました。本格的に人物を描いた初めての作品です。



【光のもとで】

買っている白猫を描いた作品です。ある冬の寒い朝に目が覚めると枕元で日向ぼっこをしていました。寝ぼけた自分には、白い毛に反射する光がとても美しく映り、毛の一本一本が輝いて見えて神々しく感じました。その様子を描いた作品です。



【full moon】

青く透き通った空に浮かぶ大きな満月を描きました。月の輪郭はわずかにぼんやりと光っていてそこに大気があることを表現しています。月の周りには星が輝き、宇宙から大地へと連なる広大な空間を感じてもらえたら嬉しいです。



【瓢鮎図】新作

退蔵院が所蔵する国宝「瓢鮎図」。「ツルツルのひょうたんでヌルヌルとナマズをどうやって捕まえてるか」と室町幕府四代将軍足利義持が禅僧に問うた禅問答の様子を如拙が描いたものです。私は現代版の「瓢鮎図」を制作しようと思い、クラウドファンディングで募集した皆様の回答も作品内に書きました。ナマズがヒゲでひょうたんを取り上げ、楽しそうに笑っています。皆様はどのように回答されますか?



【色は匂えど】

桜の花が咲き誇り、花びらが桜吹雪となって空を舞っている様子を描いています。桜の向こうには五重塔が立ち、京都の夜の美しくも艶かしい春の風景を表現しました。最初はぼんやりとしたイメージで描きましたが、後になってここは仁和寺のお室桜の風景だということがわかりました。もともとは2畳の茶室として制作しましたが、額縁に入れて幅720cmの大作となりました。躙口だった場所を塞いだので左端に四角い跡があります。

 

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